日本縦断西日本編23日目【平成17年1月19日】錦江湾サウスロードYH(鹿児島県肝属郡根占町)〜鹿児島中央駅(鹿児島県鹿児島市) 




 

 桜島へ

 
 分割日本縦断は昨日の佐多岬到着で無事完了したが、帰宅するまでが旅の内。

 今日はここ根占から桜島経由で鹿児島市街まで行き、鹿児島空港から帰還する予定である。

 今まで通ってきた佐多町、根占町、大根占町は、今現在南大隅町、錦江町に合併され現存しない。

 
 錦江湾を眺めながら国道269、220号を北上し垂水市へと入る。

 神戸市垂水区は「たるみ」区だが、ここは「たるみず」市と読む

 少し内陸の鹿屋市中心部には、旧大隅線関係の記念館などもあり気になるが、明日は通常通り仕事でもあり立ち寄るのは時間的に厳しい。
 黄金テイエム温泉

 「黄金」の名に恥じることの無い非常に濃い源泉かけ流しの温泉が楽しめる施設のようだが、前述の通り今日は時間が無く残念。

 錦江湾沿いの道を順調に進む。
 垂水市の中心部を抜けると、早くも桜島へ入る。
活発な火山活動で知られる桜島だが、今日は降灰も無く平穏

 溶岩道路の名の通りごつごつとした岩の光景の中を行く
 
 

 終着

 錦江湾越しに薩摩半島を望む。

 旅の終着地はもうまもなく。

 

 あっという間に島内を半周してフェリー乗り場が見えてくる。

 ほのかに噴煙を上げるようにも見える桜島は雄大の一言。

 簡単な乗船手続きをしてフェリーへと向かう。

 デッキの多い姿は観光船の雰囲気だが、桜島と市内中心地を日夜頻繁に結ぶ生活に密着したフェリーでもある。
  
 桜島と鹿児島港の間は、僅か15分の距離で、デッキに立てばあっという間に鹿児島市街地が見えてくる。

 
この旅でフェリーを使うのは、大間〜函館間の本格大型船、指宿〜根占間の離島航路を思わせる小型フェリーに続いて三度目だが、そのどちらとも異なる気軽な船旅だ。
   前述の通り、僅か15分の航路だが、船内は快適な造りで、売店やうどんそばコーナーもある。

 話のネタに食べてみたかったが、さすがに船内をちょっと見て回るだけで時間がなくなり、残念。
   買い物客で賑わう市内を抜け、3日ぶりに鹿児島中央駅へ帰還。

 旅の終わりは感慨深いが、帰宅まで無事故継続を目指し慎重に…。


    完