静岡県道288号大嵐佐久間線 廃道界ではその名は良く知られた存在であろう。ネット上を探してみると、少数の全区間踏破記録を見つける事ができるが、かなり前の記録では「登山経験必須、命の危険、必ず複数人で一日ががりで」といった感じだったのが比較的最近のものではそんな状況もやや変化しているようだ。
しかし自分の中では完全に放棄された、禁断の廃道といったイメージが強くここは一つ自分の目で確かめて見たい。
現在ではその全線が静岡県浜松市天竜区に属する静岡県道288号大嵐佐久間線だが、かつては北側が水窪町、南側が佐久間町と別れていた。しかしここまで市の名前とイメージが合わない場所も珍しいであろう。
地図を見ると分かるように天竜川の対岸の愛知県豊根村(ここも数年前まで「日本一のミニ村」富山村、豊根村と別れていた)にはそれなりに整備された県道1号が通っており、沿線に分岐も集落も無い状況では県道288号が廃道化するのは致し方ないようにも思える。
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