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今回のネタは変なものとはちょっと違うかもしれませんが…。
現在では、レンタサイクル置き場になっているJR四日市駅の旧待合室に掲示された看板。
一見してレトロな感じであるが、良く見ると現在の路線図と異なる部分がちらほら…。
宇賀渓口? 牛起?
拡大したのが下の写真。
まず目につくのが、宇賀渓口、牛起、という現在無い駅名
そして、現在は当然のように近鉄富田が接続駅になっている三岐鉄道が関西本線富田を起点としていること、そして大矢知手前から近鉄線方面へ向かって伸びる路線。
帰宅後調べてみると、
三岐鉄道は本来関西本線の富田駅を起点としており(現在も線路及びホームが残り直通貨物列車が往来する)現在の近鉄富田駅への連絡線が建設されたのは昭和45年。
「宇賀渓口駅」は現在の三里駅で、宇賀渓へのバスが発着していた昭和43年から昭和61年までの駅名
牛起駅は昭和39年まで運行されていた三岐鉄道から関西本線への直通列車(気動車)のみ停車した駅で、直通運転の中止と共に廃止。
以上のことから、この看板は少なくとも昭和39年以前に設置された相当な古株だと言えるだろう(宇賀渓駅は前述の通り昭和43年の改称だが、雰囲気的に後で貼り直されたと思われる)。
ただ、近鉄富田と思われる場所が○○○○町(解読不能。バス停の名前か)となっているのが謎で、後日再確認したい所である。
三岐線ファンには周知の事実なのであろうが、勉強になった一枚であった。
2011 11月29日追記
そのような訳で、前回確認できなかった部分を含め、もう一度この看板をしっかり観察しようと、約二ヶ月後の11月28日に四日市駅を訪れた所、
無い…。
レンタサイクルの係員によると、現在とは違う電話番号が書かれており(右の部分か)苦情があったとかでつい先日外そうにも外れなかった為、上からボードを張って隠したらしい
「マニアには人気だったんけどね〜」。
とも言っていたが、何とも残念である。
だれかもっと鮮明な画像があれば教えてください…。
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