茨城交通の旧型気動車
茨城交通湊線(勝田⇔阿字ヶ浦)には元羽幌炭鉱鉄道車、元留萌鉄道車を初めとして他では見ることのできない貴重な旧型気動車が現役で活躍しています。私は時々あの独特なアイドリング音と、元は二重の小さい窓、板張りの床など酷寒の地で活躍した面影を残す車両を楽しみに勝田へ出かけます。
元羽幌炭鉱鉄道キハ223(2001年1月19日撮影)
この写真を撮ったころは、この223が最も調子の良い車両だったためなのか日中の単行運転時にはいつも走っていたような気がします。国鉄キハ22とほとんど同一設計の車両で、これに乗ると北海道へ行った気分になれます。
左 阿字ヶ浦駅に停車中のキハ223 右 那珂湊駅構内のキハ221(部品取り用?)
右の写真のキハ221は内部のデッキ仕切り、座席横の頭用クッション?などがそのまま残っています。私が最初に訪れた時には既にこの状態でした。一度乗ってみたかった…。
左 元留萌鉄道キハ2005 右 元水島臨海鉄道キハ205(2002年3月11日撮影)
左の写真のキハ2005は窓が二重でないなどキハ22の簡易版といった感じです。現在も水島臨海鉄道で活躍する右の車両の仲間も最近国鉄色に塗りなおされたようです。