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ここからは2012年のレポートに戻ります。
ご覧頂いたように2007年1月には除雪もされず、ひっそりとしていた炭酸井戸だが、現在では画像通り立派な屋根が付き、ちょっとした観光地といった雰囲気に。 |
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さて肝心の炭酸水はといういと、井戸自体は以前と変わっていないようだが、前述の通り真夏のこの時期は水位が低い。
2007年1月には手が届く程だった水位も今回は2m程下に。
しかしながらボコボコと湧き出す様子は以前と変わらず、ただのたまり水ではない。
またヤカンは備え付けのもので、手ぶらでいっても水を汲むことは難しくない。
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いよいよ試飲。
そのお味はというと…。
うーん少々鉄臭い…しかし炭酸感は充分。
前述の通り夏は、泉質がイマイチのようで、おいしい炭酸水を楽しみたいのならば冬から雪解け期までが良いようだ。
看板はクリックで拡大します
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上の看板にもある大塩温泉はかけ流しの炭酸温泉が楽しめる、素朴な温泉場で炭酸井戸を訪れた際は、是非泊っていきたい所。
地図にある通り、炭酸井戸からも徒歩10分程度で着く場所である。 |
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2016年1月 再訪しました
この日は前日沿線の早戸温泉に一泊した後、只見線と代行バスを乗り継いで大塩温泉を訪れた。
以前の3往復体制ではこういった下車観光も楽ではなかったのだが、代行バスは列車時代よりも増発され、只見方面は10時48分の次が14時33分と便利で観光に適した間隔になっているのは皮肉なものだ。
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代行バスは大塩駅から、国道に出たところの元小学校前から発着しているが、自分達の他には殆ど乗客もおらず、地方の公共交通機関について否応なしに考えさせられる。 |
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大塩駅から1km程川口方面に行くと自身3回目の炭酸井戸。
この2016年1月は、各地のスキー場がオープン出来ないなど、最初に訪れた2007年を下回るほどの非常に雪の少ない時だったが、この日は前夜に降雪があり、30cmほどの積雪だった。
通常ならば1mを超える積雪があることも珍しくない筈だが、そんな時どの位除雪が行われているのかは残念ながら不明である。 |
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他に観光客もおらず、ひっそりとした炭酸井戸。(写っているのは家族です)
2012年と比べると少々年季が入った感じか。
夏には仰々しいと思えた太い柱の屋根だが、豪雪に耐えるには必要なものなのかもしれない。 |
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やはり、冬季は水位が高いようでひも付きのヤカンを使わずともひしゃくで簡単に炭酸水を汲むことができる。
備え付けのコップは、鉄臭さを暗示するように内側が若干赤く変色していたが…。
一口飲んだ感想は…。
「うまい」。炭酸も充分で鉄臭さも皆無。
やはりこの炭酸井戸の旬は冬だと再確認することができた。
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隣には炭酸水をろ過、ボトリングして販売して「 奥会津金山 天然炭酸の水」として販売している株式会社ハーベスの工場があり、「 奥会津金山
天然炭酸の水ミニ歴史館」も併設されているが、平日のみのオープンということらしく残念。 |