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前述の通り、紀北町側の旧道は通行止めという訳では無く、周囲が手入れの行きとどいた杉林ということからも、それなりの往来はあるようだ。
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紀北町側の旧道は、南伊勢町側と比べてそれ程距離が短いという訳ではないが、勾配に関してはかなり穏やかであり、県道68号と合流するこの地点でも標高は200m程ある。
この県道68号は「紀勢インター線」と名付けられているが、現状周辺にインターは無く、将来の紀勢自動車道開通を見据えてのものか。 |
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国道260号と県道68号が交わるこの地点は錦峠という地名が付けられており、周囲にはドライブインなどがあることからかつてはそれなりの賑わいを見せた場所のようだが、国道が旧道化した今ではひっそりとしているように見える。
錦「峠」とはいっても、この辺りは特に急峻な地形では無く、山中で二本の道の道が交わる場所といった感じである。 |
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しかしこの先のリアス式海岸と山に囲まれた錦漁港地区の住人は、国道開通前までは紀伊長島など他地区へ出るにはほぼ船しか手段が無く、ここ錦峠を通る道(徒歩道)が唯一の陸路であったという。
「羽下橋」
最初のコマにあった「羽下」は隧道を抜けた先の地名を掲示していたようである。
そういえばこちら側(紀北町側)には「棚橋」とかかれていた。 |
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「羽下」はここでは「はげ」と読むようであるが、どんな由来があるのだろうか。
通常のガードレールの上にもう一段パーツが足された形式のこのような橋の欄干は特に東海三県で現役、非現役に関わらず良く見るような気がする。
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