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独特なコンクリートアーチの旧橋が残る月之島橋を過ぎると、道路脇に内部が金属で補強された旧隧道が姿を見せる。
これは島谷隧道で、隧道で山を貫き直線的に進む旧道に対して、現道は隧道を掘らず山裾にそって進むという珍しい対比になっている。 |
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道の駅遠山郷の手前でいよいよ国道152号に入り、青崩峠へ向けて標高を上げてゆく。
看板にある「三遠南信自動車道」とは長野県飯田市から愛知県浜松市北区までを結ぶ予定の自動車専用道路であり、沿線の各地で工事が行われ暫定開業した区間もあるようだ。
この青崩峠へ向かう国道152号でも表題の兵越トンネルは未着工ながら、現道の西側で「小嵐バイパス」なる道路の建設が進んでいる模様である。 |
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しかし前のコマには「21世紀へ向け走り出す」とあったが三遠南信自動車道の全通時期は誰にも予想出来ない所であるようだ。
最奥の集落を過ぎ、1km程進むとこの地点に出る。
標識にある通り、左へ進めば兵越林道、草木トンネルを経由して水窪町方面へと進むことができる。
目指す青崩峠は右で、この先も国道152号として指定されているが県境部分が未開通なのは前述のとおりである。
標識の×印はガムテープ製でオフィシャルなものでは無い。 |
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ここからは、交通量も非常に少なくなり道も一層狭くなる。
古びた標識には「この先6km通行不能」とあるが、既に15時を過ぎており、峠越えはともかくとして車道終点まで行くのも厳しい状況か。
このような先に集落もない行き止まりの道がなぜ除雪されているかというと…。 |
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この分岐を下った先に一軒宿があり、そのために交通が維持されているようである。
国道は直進だが、いよいよここから冬季閉鎖区間に入るようだ。
いくつかの轍は直進しているが除雪されているような様子はない。 |