日本縦断東日本編5〜7日目【平成15年1月18日 3月6日7日】坂元駅(宮城県亘理郡山元町) ⇒盛岡駅(岩手県盛岡市)



 

 日本縦断5日目 坂元駅〜古川駅

 前回の中断地点、坂元駅。

 この時期らしい冬晴れの日だった。

 記録を見るとなんと前回から9日しか空いていない。

 海岸線を進み、仙石線多賀城駅。

 仙台市街地へは寄らず。
 
 今ならばせっかくだから寄っておけば良いのに思う所だが、最短ルートを取れる松島経由を選んでいる。

 この駅舎は高架化で現存しないようだ。
 
 

 

 松島観光の玄関口、松島海岸駅。

上の多賀城駅からは、結構な距離があるが駅舎以外の写真を全く撮影していない。
 当時はしぶとくフィルムカメラを使用していたのと、なによりこうしてネットで公開する予定もなかった。
  日本三景、松島

 逆光の残念な写真だが、ほかに松島らしい写真もなかった。

 この辺りは見るからにリアス式海岸で細かいアップダウンが多そうな、体力を消耗しそうなルートだが、あまり記憶に残っていないのが実際の所。
 ぐっと内陸へ進んで、東北本線松島駅。
複雑な屋根が印象的。

 この駅舎も建て替えで現存しないようだ。

 ちなみに日本三景の一つ天橋立にはこの後立ち寄ることになる。

 この間、鹿島台駅の写真を一枚撮っただけで
日没前に東北新幹線、古川駅に到着。
 この日は日帰りでここから帰宅した。

 改めて地図を確認すると、それなりにアップダウンのあるロングコースで、早朝出発でもない条件で結構な頑張りがあったことを今じわじわと思い出している。

 日本縦断6日目 古川駅〜マース北上

 前回から2か月弱が過ぎた3月6日

 再び古川駅へ。
 なんだか間違え探しのような写真でスタート。
 ちなみにこの時もフィルムカメラ使用で、どの写真も貴重な一枚一枚である。
 栗原電鉄改め、くりはら田園鉄道、沢辺駅。

 ローカル私鉄の三セク化、電化廃止の気動車運行共に珍しいと思う。
  
 映画のロケセットのような味わい深すぎる駅舎だが、この第三セクター、くりはら田鉄?は2007年4月まで運行していたようだ。



  国道4号を激走して岩手県へ。

 当時でも県境の写真は重視していたはずなのだが、光ケーブルしか目に入らない残念
な写真。奥の交通整理の係員が気になったか?

  
 再び4号線を激走して一ノ関駅。
東北本線、東北新幹線、大船渡線が通る交通の要衝。

 上の標識にあるように地名は一関市だが、駅名は一ノ関駅となっている。

 現在でもこの駅舎は健在で、世界遺産登録を機に屋根の看板も「世界遺産、浄土の風薫る 平泉
と変わっているようだ。

 

 

 毛越寺、中尊寺を擁する、平泉駅。

 この駅舎も装飾は施されているが、現在もあるようだ。
  自転車ならあっという間な中尊寺。

  残雪に注目。
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 金色堂旧覆堂。

 せっかく来たのに金色堂を見ずに無料エリアだけで済ませるのが自転車旅行クオリティか。

 時間が勿体ないのもあったろうが。



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 時間が勿体ないと言いながら、国道から若干距離のある北上川河川敷にある水沢競馬場には寄った。
 
 残念ながらこの日は開催しておらず。

 この時期は地方競馬の廃止が相次いだ頃で、岩手競馬の先行きも危ぶまれていたが、現在はネット発売の拡充などもあって見事に復活を遂げている。

ちょっと見にくいが、青森253kmが気になって撮影した一枚か。

 奥に見えるプロミス旧ロゴも懐かしい。

 朝は晴れていたのにどんよりと曇っているのが翌日への伏線。
 日没前になんとか北上駅へ到着。

 この日は現在も営業しているマース北上という健康ランドに泊まったが、とにかく寒くて寒くて一刻も早く風呂で温まりたかったのが強く印象に残っている。  

そんなことでか写真は無し。

 この日も国道4号一本で距離で約100kmの古川〜北上を寄り道しながら踏破しており、自転車旅行のセオリー?の一日100kmをクリアしていて大したもの。
 
 

 日本縦断7日目 マース北上〜盛岡駅

 翌日はまさかの雪。

 しかし立ち止まる判断はなく前進。

 たとえ行動不能になったとしても、国道と東北本線はほぼ並走しており、もしもの時のエスケープが可能だったのは心強かった。
 大きな屋根が印象的な石鳥谷駅。

 近く?には宮沢賢治関連の施設などもあるようだが、そのような所へ寄る状況でもなかった。

 昼前になって気温が上がったか雪が積もらなかったのは幸い。


  早くも盛岡の一つ手前の仙北町駅。

 盛岡駅は市街中心部からは若干離れた場所にあり直接アクセスしずらく、濡れた状態での移動は結構しんどかった記憶がある。

  
なんとか盛岡駅へ。

最後まで雪は止まず。.

この日はわずか50km程しか前進しておらず、計画には程遠いがこの天気では仕方がない。