|
最後は半分力任せに木の枝を解除し、灌木帯も突破。たかが10m程の斜面を登るのに、なんと開始から45分も経過している。
その上は比較的手の入った杉の植林地になっており、一息入れられそうだ。 |
|
自転車を立ててタイヤを転がしながら進める喜び。
林の中は比較的平坦で、今までの1m=10分のペースは一変して格段に楽に進めた。 |
|
斜面の横断は終わり、これから着地態勢に入ろうといった所だが、この通り結構高い。
しかも唯一の踏み跡はいやらしい事に垂直かつ路面消滅点ギリギリに付けられており、一歩間違えば自転車ごと崖下へ転落もありそうだ。
先ほど徒歩で越えた際はこれを嫌いもっと先から安全に降りたのだが、この先はさらに高密度な灌木帯になっており、自転車を通すのは容易ではない(というか疲れた)
ここは一か八か落とすしか無い。 |
|
ズサッ ガサガサッ
途中フロントバッグの紐がひっかかるアクシデントはあったものの、なんとか「着地」に成功。
既に開始から1時間が経過しているが、非常な達成感があった。 |
|
心配された自転車の故障もなく、今度は揃って八草峠へ到着。頭の中ではドラクエ2の3人揃った時のテーマが流れていた
立派な国道昇格記念碑とその上にはお地蔵さまの立つ八草峠。この国道のベースになった林道は戦後まもなく付近の住民が人力で築いたものだというが、今では訪れる人もごく稀な状況だ。 |