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長大トンネルらしく、この区間特有の大きな退避抗が幾つも設けられているが、その内何か所で人が暮らした痕跡があった。
大量に残されたエロ雑誌はそれ程古いものではないようで、最近まで住人がいたのかもしれない。
それなりの頻度で車が通る上に湿っぽい廃隧道は快適だったとは思えないが。
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長さ1000mの隧道を自転車で抜けるのには、5分では不可能であり、どうしても反対側が青になってしまう。
幸い対向車と出会うことはなかったが。
大きな制限バーが示す通り、狭い旧線の隧道を抜ける区間もここで終わる。 |
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旧線跡は木の芽峠を越えてきた国道476号と合流する。
道幅こそ広がったが、緩やかなカーブと築堤は充分に鉄道由来を思わせる。 |
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敦賀市街が近付くと、国道は稲河内トンネルに入るが、旧線跡は左の旧道経由であろうか。
この先国道沿いには北陸トンネルの斜坑(悪天候による撮影失敗の為写真無し…)や、歩行者専用となった旧隧道(見落とし…)などの見どころもあるのだが、いよいよ強まった風雨によってそれどころではなかったのが実情である。 |
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先ほどのトンネルから1km程で、国道は北陸トンネルを抜けてきた現在線と並走するようになり、この区間の旧線探索も終了する。
機会があればもっと天気の良い日に再訪したいものである。
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