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2010年4月27日
「鈴鹿の槍」とも呼ばれ、その尖った山頂が印象的な鎌ヶ岳。
鈴鹿スカイラインの武平峠から最短距離で山頂に至るコースもあるようだが、前述の通りスカイラインは長期通行止めが続いており現状三重県側から武平峠へたどり着くののは容易ではない。
今回は以前訪れた入道ヶ岳と同じ宮妻峡からのコースを選択した。
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以前入道ヶ岳へ行った時は林道の終点近くから登山道へ入ったが、鎌ヶ岳へのコースは大分手前に分岐があり、そこへ自転車を置く。
前日の雨で増水した沢を何度か渡渉した後は一コマ前のような谷底の道を行く。
踏み跡が消えやすい谷道は時折不明瞭で立ち止まって考える場面もあった。
テープや踏み跡を探しながら国土地理院の地形図では宮越山となっている水沢岳まで登ると、眺望に優れた尾根歩きになる。 |
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水沢岳から少し下ると「馬の背渡り」と呼ばれる難所に差し掛かる。
手掛かりの少ない痩せた尾根は少々怖いが、この日は風も無く、慎重に行けば問題なかった。 |
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やがて、正面に鎌ヶ岳の尖った山頂を望むようになる。
予定では、ここから山頂へと続く鎌尾根へと入る予定だったが、見事に分岐を見落とし結構な時間をロスすることになった。
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なんとか正しい道へ復帰し、展望の優れた鎌尾根を進むとやがて山頂も間近となる。
現在進行形で崩落が進むガレた岩肌が目立つ山頂部だが、ちゃんとルートはあり、安全に登ることができる。 |
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「鈴鹿セブンマウンテン」のなかで唯一三角点の無い、標高1161mの山頂だが、この日は誰もいなかった。
鈴鹿の山の中でも人気の山で、天気も良かったこの日だが前日の大雨で山行を控える人が多かったのであろうか。 |
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山頂からは復旧工事の進む鈴鹿スカイラインと御在所岳を一望できる。
ここから武平峠までは一見近そうに見えるが、当然勾配相当急で、結構な難コースなようだ。 |
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帰路は山頂下の岳峠から、カズラ谷コースを下る。
鎌尾根よりも歩きやすく、下山路には適していると思うが、最後の林道合流点手前のの増水した沢だけは結構難儀した。
コース
近鉄湯の山温泉駅〜宮妻峡―水沢峠―山頂―カズラ谷―宮妻峡〜菰野駅 |