日本縦断西日本編5日目【平成16年1月14日】湯〜とぴあ宝〈愛知県名古屋市南区〉⇒関ヶ原駅<岐阜県不破郡関ヶ原町>

 朝500頃起きてみると外に雪はなかった。早速、朝風呂に入り準備をし、出発。

風呂には誰おらず貸し切り状態だったので、例の大遊泳風呂で泳いでみたが、久しく泳いでいないせいかうまく泳げずお湯を飲みそうになったのでやめた。            

外に雪はないもののとても寒く、小雪もちらついていた。今日は米原まで行ければいいと思うが、相変わらずに強い北西風と関ヶ原の雪を考えるとどこまで進めるかわからない。本格的に走り出す前に朝食をとることにして、すぐ近くの「コーヒーいずみ」という喫茶店に入る。

名古屋といえば日本一喫茶店が多くサービスが良いことで有名だがここも例外ではなく充実していた、コーヒー(\360)を頼むとモーニング(無料)がつきクロワッサンとマカロニとキャベツのサラダだった。また名古屋独特のメニューの小倉トーストや10枚綴り\3200のコーヒー回数券もあった。マスターの愛想もよく、気分よく店を出ることができた。

相変わらず小雪がちらつく中、名古屋駅を目指し716に出発。名古屋の中心部の道は歩道が広く信号は多いながらも、まずまず走りやすかった。


 名古屋駅には831に到着し名古屋城を見た後、岐阜へむけて国道22号線を走り始める。相変わらずの向かい風の中、昭和30年代の鉄筋コンクリート建築の雰囲気を伝える尾張一宮駅に1030に到着。その後昼食を兼ねて、開催中の笠松競馬場に寄ることにして、木曽川を渡って岐阜県に入り1100に競馬場に到着。

笠松は6年ぶりだが、あまり雰囲気が変わっていなかった。無料の紅茶は給茶機方式から自動販売機方式に変わったものの健在で、窓口も手を突っ込んで馬券を買うトンネル方式(穴場の由来)のままだ。

ちょうど1レースが終わったところだったので、2レースの馬券を買うことにした、しかし馬のことは分からずバドックも内馬場なので良く見えなかった、こういうときは騎手で買おうと決め安藤光彰と川原正一の組み合わせのCフィールドスキーとEマルタカムーブマンの組み合わせを買う。


 レースが始まる前に飯にすることにして、食堂で「どてめし、すまし汁付」(\650)というものを食べた。「どて」とは豚のホルモンの味噌煮でなかなかうまかった。この店のオバチャンはとても愛想がよく気分よく食事をすることができた。

それにしても今日は寒い、6年前は真夏の40℃近い日だったが今日は小雪がちらついている。レースは逃げた川原正一のEフィールドスキーを安藤光彰のCマルタカムーブマンを一馬身差まで追い詰めたところがゴールで、なんと見事に馬複810円が的中。

その後オグリキャップの銅像を見て、次に来るときもこの競馬場が健在な事を願いながら笠松を後にする。

岐阜駅には1245に到着。この駅は高架がとても高くまるで新幹線駅のようだ、ここに新幹線を通す事が出来ていればもっと街も発展したことだろう。

岐阜からは国道21号線を走り途中、長良川、揖斐川を渡り大垣には1422に到着。大垣はながらで着き乗り換えるだけではどんなところかよく分からないが、実際はかなりの街だ。大垣からは風景もローカルなものとなるが、相変わらず交通量は多く大型トラックがひっきりなしに行き交う。

赤坂支線の美濃赤坂駅には1502に到着した。この駅には数年前に来たことがあるが、味のある木造駅舎が健在でうれしかった。しかし駅舎を撮影するときに全景が入るベストポジションによく吠える犬がいて、しかも飼い主もこっちを見ていてとても撮りずらい。


 その後垂井の駅に寄るつもりだったが、通りすぎてしまった。垂井町に入って少し走ると、いよいよ道端に雪が残るようになってきた。

 少し山に入り上り勾配になったと思うとあっという間に、一面雪景色になった。最初に雪を見てから15分くらいしか走っていないのに気候の変わり目がはっきりしているものだ。


 歩道は除雪されておらず、完全な新雪ならなんとか乗れないこともない積雪だが、危ないので関ヶ原駅まで自転車を押して進むことにする。30分くらい押して1623にようやく関ヶ原駅に到着。関ヶ原駅は木造駅舎だがリニューアルされていて、とてもきれいな外観になっていた。

ここでローレル号を分解し帰ることにする。1705の新城行きの特快に乗ったら21時前には家に着いてしまった。以前と違い米原-豊橋、浜松間の直通運転も増えて便利になったものだ。     

 本日の走行距離75km(低温によるメーター不調により推定) 走行時間7.05.42 家からの走行距離506.42km以上(推定)