伊勢八知駅 三重県津市 |
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駅全景 |
駅データ |
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駅区分 委託駅 |
開業年度 1935(昭和10年) |
キロ程 36.6 |
利用者数 8 |
名所案内 無し |
再び雲出川を渡った名松線は、旧美杉村の中心駅、伊勢八知駅に到達する。
駅舎にはグリーンハウス美杉という林業関係の研修施設が併設されており、地元産の木材が使用された立派なものである。
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駅名票 |
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このような立派な駅で簡易委託も行われていたようだが、近年の一日の乗車客数は20人にも満たないというデータもあり、公共施設や飲食店が立ち並びそれなりの賑わいを見せる周囲の様子を考えれば驚きの少なさである。 (2011年夏) |
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しかし手元のデータによると1988年の「利用者数」は一日210人もいたようであり、通学生の利用に減少の理由がありそうだ。
列車が来なくなった現在でも簡易委託は続けられているようで専任ではないようだが、女性の係員が窓口に座っていた。(2011年夏) |
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家城から先、沿線には名松線の早期復旧を願う看板類が多数立てられているが、これはその中でも最大のものである。
自分の意見をここに書けば、「鉄道愛好家」として廃線を望む気持ちなど微塵もあるわけはないが、各地で過疎地のバス路線が次々と廃止になっている現代に
あって、非常に経費のかかる鉄道路線が、バスで充分な乗客しかいないにもかかわらず「鉄道」というだけで、廃止を逃れることができるという「不公平」がまかり通るとも思えないのが正直な所である。(2010年春)
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が、どうやら2016年の全線復旧に向けて動き出しそうな情勢なのは前述の通りである。(2011年夏)
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この辺りは地元産木材の集散地で、道路沿いに原木が積まれていた。
先ほどの伊勢八知駅にも貨物ホームの跡地が残り、かつては名松線も原木輸送に使われたのであろう。(2010年春)
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旧美杉村の市街地を抜けると、県道は山間部に入り、ぐっと勾配もきつくなる。
名松線も幾つもの鉄橋や隧道を連ねながら雲出川の渓谷沿いを進むようになり、車窓もクライマックスを迎える所だった。
相変わらずのこの柵だが、道路に面したこちら側はともかくまともでは到達困難な反対側にまで建てるというのは意義の疑わしい所だ。(2010年春)
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名松線は次の比津駅の手前で道路も同時に跨ぐ鉄橋を架け、松坂側から見て今まで左から県道、雲出川、線路という順序だったものが、線路、県道、雲出川という順序に変わる(2010年春)
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