日本縦断東日本編4日目【平成15年1月9日】⇒奈部屋旅館(福島県いわき市)坂元駅(宮城県亘理郡山元町) 



 

 

 四倉の奈部屋旅館を早朝に出発し、朝焼けの太平洋沿いを行く。

 現状(2012年5月)では常磐線南部の運行はこの末続駅の次の原野駅までとなっている。

 正月明けのこの日、良く晴れた早朝は非常に寒かった記憶が鮮明にある。
 
 常磐線を行く堂々の455系9連。

 かつての急行列車を彷彿とさせるこの編成は2005年まで水戸〜仙台間で運行されていた。

 
    記憶に残る駅名の夜ノ森駅。

 駅構内のツツジや周辺の桜並木でも有名な駅であったが現状では周辺へ立ち入ることは出来ない。

 

 双葉町の中心駅 双葉駅

 地震による大きな損傷はなかったようだが、立ち入りが制限される現状では復旧作業も行われず、放置状態が続いてるようだ。
 浪江町の中心駅 浪江駅

 かつてはスーパーひたちも停車した駅だが、上の双葉駅と同様の状況である。


  桃内駅
 
 築堤の上にちょこんとあるガラス張りの駅舎が印象に残る所であった。

 この辺りの常磐線旧線には意匠が施された煉瓦隧道が点在している。

 この辺りの立ち入り制限は2012年4月に解除されている。

  
 原野市街地手前で国道6号を離れ、海沿いの県道を進んだ。

 奥に見える雪山は安達太良山であろうか。

 

 

 相馬市東部にある、潮干狩りの名所松川浦。

 太平洋とを隔てる細い砂洲の上に一直線の道が通されており非常に気分のいい場所あった。

 この先の松川浦大橋は全長519mの斜張橋。
  海沿いの県道を進み、日も傾き始める頃、県境を跨いで宮城県へ。

 この辺りは津波の被害が大きかった場所のようである。
  この日の終了地点、坂元駅に到達。

 現状この木造駅舎は津波によって損壊し現存せず、駅前から原ノ町及び亘理方面への代行バスが発着している。



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