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勾配を嫌う昔の線路由来らしく、非常に緩やかな勾配で県道は峠へ向かって登って行く。
暫く行くと前方に明らかに鉄道由来と思われるロックシェード?が現れた。
特に必然性の無さそうな場所で、やや謎だがそれよりも擁壁の上。なんであんな所に同じような構造のモノがあるの? |
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自転車を置き、雨に濡れた斜面をよじ登ると古レールで組まれた複線分のシェルターが現れた。
ここには写っていないが向かって左側の区画の奥には、なぜか宮崎ナンバーの古いトラックが止めてあり一応車庫として使われているようだ。 |
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いま来た方向(今庄側)はすぐに行き止まりになっており、轍に沿って進むとやがて県道(線路跡)に合流した。
勘の良い方ならここが何かもう解ったであろう。 |
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そう、ここはスイッチバック式の信号場の跡であったようだ。(クリックで説明が読めるようになります)
イラストを見ると(マウスオーバーで拡大します)その構造が良く解るが、その「B地点」にある有効長延伸の為に掘られたトンネルというのがどうしても気になる所だ |
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200m程行くと煉瓦造りのまま道路転用された山中トンネルが姿を現す。
壁柱やウイングもそのままで、明治の開通当時の姿を今に伝えるが、扁額は抜き取られておりどこかで保存されているのであろうか。
左側には意味ありげスペースがあり、奥に例のトンネルが有るのは間違いないだろう。 |