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最奥の集落を過ぎると、国道は再び崖を削って付けたような狭い道に変わる。
理由が示されていない「この先行止まり」。
2コマ前の大型車通行止の写真にも奥に通行不能の表示も見えるが、それ程しつこく通れない旨を知らせる掲示がある訳でもなく、やはり国道418号が通れないのは既に周知の事実だという所か。
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程なくして笠置ダムへ到達。
古びた感じの案内図であるが、気になるには「この道路500m先通行止め」の文字。
この先にある筈のゲートまでは僅かな距離であり、現在の状態になる以前に作成されたようだ。
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ダム脇に建つ蔦の絡んだ建物。
場所的に発電所関連のものとも思われ、高いフェンスと鉄条網で厳重に封鎖されているが、フェンスに取り付けられた看板は、マークが示す通り駐車禁止である。
ここへ車を止めるのは、酷道マニアかはたまたダムマニアか。 |
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笠置ダムは木曽川を堰き止める戦前に建設された発電専用ダムで、土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選
」に選定されているという
案内図の通り、関西電力によって管理されているがこの辺りは中部電力エリアなので意外な感じもする。
すこし調べてみると、この辺りの木曽川本流のダムはすべて関西電力の管理になっているようであり、歴史的経緯が気になる所だ。
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ダムから100mも行かない内に見覚えのある通行止地点。
車を入れないということだけであれば、中のガードレール一本だけで事足りそうであるが、前後に置かれた雑多なもの達が威圧感を増している。 |
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2008年の様子。
基本的に変わっておらず、3年間で風化が進んだだけのようだ。
ここから約15q先の丸山ダム側の通行止地点は観光地と言っても差支えない程に訪れる車も多いのだが、この場所はひっそりとしている。 |