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豆こぼしトンネル水窪側坑門。
こちら側にも立派なレリーフが施されている。
左側の旧道は妙にきれいだがすぐに車止めがあり4輪は通行止。その先は見てきた通りである。
ちなみに豆こぼしとは、この辺りの天龍川を豆を満載して下っていた船が転覆してしまったという言い伝えから来たもので、このあたりの天竜川の曲がりくねった急流をさすのだという。
しかし現在では佐久間ダムの完成により天竜川も穏やかな流れになってしまったのは周知の通りである。 |
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佐久間から水窪方面へ向かうメインルートは天龍川と水窪川の流れを忠実にトレースする国道152号であるが、今回は古道の「塩の道」とも重なる明光寺峠を経由するルートを行く。
ちなみに最短なのは佐久間駅付近からすぐに分岐して県道290号に入る北条(ホウジ)峠ルートでこちらも歴史ある古道だが、すでに踏破済みである。 |
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九十九折りが続く車道に対して「塩の道」はそれを串刺しにするように直線的に登ってゆく。
車輌の通行を考慮しない古道は、得てして最短距離で急勾配のルートとなっていることがある。
古くから往来の多かった土地柄らしく、平地の少ない急峻な地形ながらも途中にはいくつもの集落がある。
写真はよくある資材用モノレールだが、これは二人乗りプラス貨車?付きで本格的的なものだ、しかし方向転換はできそうになく山を下るときは後ろ向きにで進む事になり結構怖そうだ。 |
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峠を越えると、道はアップダウンを繰り返しながらも除々に下って行き、やがて相月駅先で国道152号の旧道に出る。
この旧道には島という集落があるようで、しっかり管理されており路線バスも通っている。
今旧道と書いたが、写真に写っているほかにも「おにぎり」が存在し地図でも赤く塗られてはいないが正式に旧道扱いなのかは不明。
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国道152号現道に合流した地点で、水窪川対岸に飯田線の線路が見えるが、この間一髪ぶりはどうだろう。
崩落地点は土被りの薄い隧道になっているようだが、これだけ崩れれば隧道内部には影響は無いものなのだろうか。 |