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緩やかな勾配でトンネルを目指す現道に対して、旧道は急激に現道との高低差を広げて行く。
この道の明るくない未来は容易に想像できるが、未だ道は続いている。
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砂山方面へと続く遊歩道への入り口。
そう、これがかつての旧道入口がいまも維持されている理由であったようだ。
ここから自転車のあるキャンプ場へと繋がるルートもあるようだが、当然先を目指す。
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もはや存在の大義名分を失ったかつての旧道であるが、道は続いている。
先に見える橋は水晶橋、昭和28年竣工。
先ほどみた鵜峠橋と同じ造りの重厚な親柱と欄干が印象的だが、こちらの方が数段新しく見えるのが不思議である。 |
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終了
先ほどの遊歩道入口から50m程で旧道は現道の法面補強に飲み込まれ消えていた。
予想通りの結末ではあるが、あっけない終わり方ではある。
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ちなみに2009年秋の状況はこのようであった。
トンネル工事中の段階では、前コマの地点から現道を跨ぐように仮桟橋が掛けられて先ほどのトンネル脇の地点に通じていた。
元々はこのまま法面沿いを直進して、抗口前辺りでカーブするようなルートだったのであろう。 |
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完。
…の前にちょっとだけ先を。
ちょっと前に別れたばかりの現道だが、こんなにも高低差が開いている。
不自然な感じの側溝は旧道時代の無残りか。 |