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東京と京都を結ぶ国道1号。
500kmを超える長い道のりも終盤にさしかかった三重・滋賀県境に位置する、鈴鹿峠区間。
今日は平行するように存在する神大滝林道、坂下峠を目指す。
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箱根に次ぐ東海道の難所とされるこの鈴鹿峠だが、滋賀県側と比べれば険しいとされる三重県側でも比較的緩やかな上りが続き、このような暑い日でも特に苦労もなく進むことができる。
ちなみにwikipediaには「自転車での通行はブレーキが焼き付いてしまう危険が非常に高いため、推奨できない」との記述があるが、これは大げさと
いうよりもこの程度峠の下りで自転車のブレーキが焼きつくなどということは決してありえない話で、編集者は自転車で峠を下ったことが無い人であろう。
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しばらく行くと、上り線と下り線はそれぞれ2車線づつの別ルートで、峠を目指すようになる。
この下り線は1978年に増設されたバイパスで、道幅も広く走りやすい道となっている。
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亀山駅から1時間程で鈴鹿トンネルに到達。
現在下り線専用となっているこのトンネルは前述の通りバイパス開通時のもので、コンクリート製の無個性な抗口となっている。
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ちなみにこれが、現在上り専用となっている鈴鹿トンネル(三重県側2011年11月撮影)
大正13年竣工の鈴鹿隧道を平成2年に拡幅したものだが、旧来の重厚なデザインをそのまま再現している。
右側の擁壁に見えるのは篆書体で書かれた旧来の扁額である。 |
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また、トンネル中央付近には旧来の懸界票も移設されているという凝りようである。
(反対車線側にも金属製のプレートあり) |
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鏡石付近から見る、鈴鹿トンネル付近の国道1号。
高い位置を通るのが下り線、低い位置を通るのが上り線。 |