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現在この大白川〜只見の区間は前述の通り運休が続いているが、年内の復旧が発表されており、線路の除草も行きとどいている。
この画像も良く見れば、大白川側の信号機が点灯しているのが解る。
マウスオーバーで拡大します。
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無人の峠区間を貫く一条の鉄路。
かつて憧れた北海道の旧深名線もこのような雰囲気であったのであろうか。
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只見線は破間川の支流、末広川を何度も渡りながら徐々に標高を上げ、峠の田子倉トンネルを目指す。
この橋梁にはイワナ?のイラストが書かれていたが列車から見えないのは言うまでもない。
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国道252号の峠区間は12月初旬〜5月一杯位までは冬季閉鎖となり、除雪も行われない。
周知の通り、この事が只見線が今も存続する大きな要因となっている。
(2007年3月撮影) |
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六十里越
標高500m位で在来線では有数の長さを誇る田子倉トンネル(6359m)に入る只見線に対して、国道252号は標高760m位の地点から約788.5mの六十里越トンネルで県境を越える。
この日は、水害から約一年続いた国道の通行止めが解除されたばかりで、県境を越える車、バイクは非常に多かった。 |
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峠を越え、福島県側に入ってもスノーシェッドが連続する国道252号
現状では例年五月中旬以降になり、残雪がほぼ無くなってからしか開通しないのだが、いつかは通年通行可能になることを目指しているのであろう。
そのとき、大義名分の失われた只見線の運命やいかに。 |
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これは、県境を越え、福島県側に少し進んだ所にある、元総理 田中角栄氏による国道の開通記念碑。
「会津の窓開く 六十里越峠開道記念碑
内閣総理大臣 田中角栄 昭和48年9月」
とあるが、六十里越「峠」という表記はちょっとどうなのかと思う所であるが、完全に間違いというわけでもない模様。
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上の画像の記念碑付近から見た田子倉湖。
どこまでも続く緑が印象的。
この画像にはないが、標高700mも無いこの辺りでも7月も末というのに山肌には雪渓が見られ、冬季の驚異的な豪雪ぶりを実感する。 |
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残雪期の田子倉湖
上の画像よりも大分水位が高い。
(2008年4月撮影) |
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右手に田子倉湖を見ながら峠道を5km程豪快に下ると、一旦地形が穏やかになり、谷の向こう側に田子倉駅へと続く只見線のスノーシェッドが見えてくる。
さらに進むと、現在閉鎖されている田子倉休憩所と六十里越トンネルの出口のある平地に出る。
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早春の田子倉トンネルを抜けた只見線
2008年4月撮影 |