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新トンネル工事現場から僅か3分程で、頑丈そうなゲートに行きつく。
ここから先は2008年の災害発生時からずっと通行止めになっており、新トンネルの竣工によってこのまま廃道化することが確定的だ。
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既に廃道への道を歩み始めているとはいえ、車の往来が途絶えてからやっと1年が過ぎた程度でまだまだ状態は良い。
基本1.5車線程度の道だが場所によってはしっかり2車線あるところも存在し、地道に改良が進んでいた事を窺わせる。
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険しい峠道には似つかわしくない雰囲気の法面に書かれた絵。
一見すると幼稚園の壁に描かれているような雰囲気もあるが、よく見れば杭、ハンマー ロープなども描かれており、テーマはあくまで謎である。
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目指す県境は当然石榑峠だが、その手前には鵜の峠と呼ばれるやや平坦な区間があり、その手前は結構勾配もきつい。
しばらく2車線の状態が続いた道もやや細くなる。
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国道421号は鵜の峠を通過すると、再び谷を巻きながら標高を上げていく九十九折れの峠道に戻る。
真新しい雰囲気の補修個所もあり、昨年秋の災害発生地点も既に修復されてしまったのであろうか?
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と思ったがそんな訳もなく、新トンネルから約30分で大規模な崩落個所に差し掛かる。
はたして無事に突破できるか。
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崩落地点に到達すると、斜面の相当上から崩れたかなりの規模ではあるが、それなりに踏み固められておりとりあえず通れそうだ。
災害発生時から手つかずという訳ではなく、徒歩レベルでの応急修復工事は行われたようだ。
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本来崖の上部にあった筈の落石防止柵をコンクリート製の土台もろとも一瞬にして崖下に押し流した土砂崩れのパワーは想像を想像を絶するものがある。
昨年の9月3日、辺りにはどのような轟音がこだましたのであろうか。
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