廃線、廃道、隧道、酷道、林道探索

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廃道、旧道 林道レポート
   国道336号「黄金道路」旧道群1(北海道) 前編 中編 

黄金道路とは、日高襟裳国定公園を通過する、太平洋の怒涛と風化の激しい岸壁をさらした急崖に挟まれた、国道336号えりも町庶野〜広尾町広尾橋までの約30kmの区間の愛称である。

 この区間は昔から難工事の連続で、黄金を敷き詰めるくらい多額の費用を要したという意味から、「黄金道路」と呼ばれている。 

 現在でも改良工事は続いており、当然旧道遺構の宝庫でもある。
   万世大路(福島側)2007(福島県)
 
東日本の廃道界における大物中の大物、栗子隧道を挟んで福島〜山形の県境に位置する旧国道13号万世大路。
明治14年の開通から昭和の大改修、そして昭和41年の東西栗子トンネル完成による新道切り替えまでの歴史を秘めた道であり、その道では知られた存在であった。

 ちょうどこの2007年頃は「廃道ブーム」が起こりつつあり、藪深く踏破困難とされていた万世大路旧道も訪れる人が増え、その状況にも変化があった時であった。
   保台清澄連絡道路(遠沢新道)前編 中編 中編2 後編 (千葉県)

数年前、「山いが」で紹介され、一躍有名になった千葉県鴨川市にある保台清澄連絡道路。。
素掘り隧道が連続する廃道は極めてインパクト大であったが、その正体はこれもまた「山いが」によれば「遠沢新道」という明治時代の馬車道であったという。
   三島隧道(千葉県)

国道410号の君津市、鴨川市の境に位置する君鴨トンネルには、旧道が存在し峠には「三島隧道」が現存するのだが、両側を鉄板で封鎖された状態が知られており、あまり訪れる気もしなかったのであるが、最近ではそんな状況にもやや変化があるようだ。
   開墾場の滝(千葉県) 前編 後編

君津市南部 三間川に存在する「開墾場の滝」はこの辺りに数多く存在する「川廻しの滝」であるが、その特徴ある雰囲気によって一部では知られた存在であるが、全く観光地かされておらずアクセスもそれ程容易ではないようだ。
   奥米隧道と奥米台隧道旧道 (千葉県)//

君津市南部 三島ダム近くに存在する奥米隧道はその独特な雰囲気と比較的アクセスしやすい立地から、数ある房総の隧道の中でも良く知られた存在である。
 自分としては2008年に一度訪れたことがあるが、今回再訪して詳細な探索を行ったまた、すぐ先にある奥米台隧道には旧道が存在することを確認しており、こちらの踏破も目指したい。
    「T秘境」と急駟滝 (千葉県) (前編) (後編)

千葉県「某所」にあるとされる通称T秘境、場所だが、その詳しい位置をネットで公開することは最近までタブーとされてきた。
 しかしながら現在ではひとたび検索を掛ければ、かなり詳しい情報が得られるようになっているようだ。
   国道163号長野峠 長野隧道 (三重県)
 
三重県津市と伊賀市の間に位置する長野峠は古代からの長い歴史を経てきた峠だが、現在でも3代のトンネルを含む四代の道が現存しているという。

   国道135号 新宇佐美トンネル〜御石ヶ沢トンネル区間旧道 (静岡県) //

 国道135号は静岡県下田市と神奈川県小田原市を結ぶ国道だが、伊豆半島東側と首都圏を結ぶ主要道として改良が繰り返され、途中にはいくつもの旧道区間が存在する模様である。

 今回は、伊東市北部に位置するを宇佐美峠区間を探索する。
   神大滝林道(前編) (後編)(加筆修正版)三重県 滋賀県)

三重県鈴鹿郡関町と滋賀県甲賀市に跨る東海道の難所、鈴鹿峠。それと並行して県境を通過する神大滝林道、現行版の道路地図にも林道ながら名前入りでしっかりと記載されているが、旧版のツーリングマップルには「大自然の厳しさをその身をもって知る」との記述があったという、曰く付きの林道である。
 ただ、国道1号からのアプローチは当然良く、荒廃した区間も長くは無いようなのだが…。
  国道303号 寒風トンネル旧道 (滋賀県)

 国道303号は岐阜県岐阜市と福井県若狭町を結ぶ路線であるが、途中には岐阜⇔滋賀県境の八草峠区間、旧久瀬村から揖斐川町にかかる区間の樫原トンネル〜新北山トンネル区間を始め、幾つもの旧道区間が存在する。
 今回は鯖街道とも呼ばれる滋賀⇔福井県境区間の寒風トンネル旧道を訪れた。
   高瀬橋対岸への道(長野県) 第一回 第二回 第三回 

 飯田線随一の「秘境駅」小和田駅の西方にある高瀬橋。
 天竜川の支流、河内川を渡り一つ先の中井侍駅方面へと続く規模の大きな吊り橋であったが、相当前に落橋し渡る事はできない。
 小和田駅周辺の大きな見所の一つであり、ネット上のレポートも数多いが、対岸の中井侍駅側の現状に関する情報は多くない。
国道418号笠置ダム〜丸山ダム区間 2011(第一回) (第二回)(岐阜県) 
岐阜県東部を流れる木曽川にそった国道418号笠置ダム〜丸山ダム区間はどの道路地図にも国道を示す赤の実線でしっかりと書かれているにも関わらず、実際にはその大部分が車の走行がまったく不可能な事実上の廃道状態でありネット上ではきわめて有名である。
 2008年5月に一度ここを訪れ レポート ているが、最近の詳しい状況は不明であり、丸山ダム近くの二股トンネル付近で崩落が発生しているという情報もあり、近況が気になる所である
国道421号石榑峠旧道2011年夏(前編) (中編) (後編)(三重県)
国道421号は三重県桑名市を起点として、滋賀県東近江市へと至る全長約70kmの国道だが、県境部分の石榑峠(いしぐれ)付近は幅2m制限という挟路の上に急勾配が続き、いわゆる「酷道」として名高い。また峠の手前に置かれた大型車の侵入を強制的に制限する対になったコンクリートの「門」は有名であったが、2011年3月念願のトンネル開通を果たし難所は解消されている。
 滋賀県側旧道は現状峠まで到達できるようであるが、一時期は廃道化確実と見られた三重県側の状況はどうなっているのであろうか
国道260号紀勢南島トンネル旧道(棚橋隧道区間)前編 中編 (三重県
 国道260号は三重県志摩市と三重県三重県紀北町を結ぶ路線である。
 南伊勢町と紀北町の境に位置する棚橋隧道は前後の区間を含め長く難所とされてきたが、2002年に紀勢南島トンネル(1550m)が開通、その後東側の区間のバイパスも開通し、難所は解消されている。
 旧道区間は一応最低限の整備はされているものの旧道化から10年近くが経ち、少々荒れた状態となっているようだ。

 国道303号旧道(樫原トンネル〜新北山トンネル区間)前編 後編 (岐阜県)
国道303号は岐阜県岐阜市と福井県若狭町を結ぶ路線であるが、途中には県境の八草峠区間を始め、幾つもの旧道区間が存在する。
今回はそのなかでも旧久瀬村から揖斐川町にかかる区間の旧道を紹介する。、
 国道421号石榑峠道路(石榑トンネル)開通レポート(三重県)(滋賀県)

 国道421号は三重県桑名市を起点として、滋賀県東近江市へと至る全長約70kmの国道である。
 2008年9月の豪雨による土砂崩れによって、三重県側の峠道は各所で寸断されその後も復旧されることなく現在に至っていたが、2011年3月26日 全長4158mを誇る石榑トンネルを含む石榑峠道路が開通した

国道308号(榁木峠 暗峠)前編 後編奈良県)(大阪府)

国道308号は奈良県奈良市と大阪府大阪市を結ぶ40km程の国道であるが、奈良⇔大阪県境の暗峠付近は狭路と急勾配の続く「酷道」として名高い。
 非常に有名なスポットで、大阪市街から近いこともあり、ネット上には数えきれないほどのレポートがある。
メジャーすぎて今まで行く気になれなかったのであるが、一度は自分の目で確かめたみたい。
天竜川林道大津峠と西山林道 (静岡県)

 天竜川林道は長野県の飯田線平岡駅付近と静岡県水窪町とを結ぶ林道だが、地図を見れば相当な屈曲ぶりで実際かなりハードな道程のようである。
 今回はそんな天竜川林道の静岡側と途中から分岐する西山林道を走ってみた。

岐阜県道352号大西瑞浪線と五月橋 前編 後編(岐阜県)

岐阜県瑞浪市北部の県道65号恵那観御嵩線(旧中山道)から分岐する県道352号大西瑞浪線。地図で見ると木曽川を渡って国道418号と接する少し手前で途切れ、点線表記になっている。

 その実態はいかに。
国道152号未開通区間 青崩峠 ///(長野県)(静岡県)

国道152号はを結ぶ長野県上田市と、静岡県浜松市を結ぶ国道であるが、険しい山岳地帯を縦断するルートをとっており途中、2ヶ所、地蔵峠と青崩峠の未開通区間が存在する。
 今回は長野〜静岡県境に位置する青崩峠を訪れるつもりであ
 車利用であれば、峠まで到達できても当然戻ってこなくてはならないのだが、そこは自転車の利を生かし静岡県側への通り抜けを目指したい。
中津川市奥三界山麓の大木橋 (前編) (後編)(岐阜県)

 普段木橋というと、登山道にあるような簡易なものや既に朽ち果てて利用出来ないものを想像するが、これは自動車の通行を前提とした大型サイズだという。 冬季は相当な積雪があると思われるこの立地でそのような木橋が残っているならば大変貴重なはずである
国道303号八草峠旧道 /2/3(滋賀県)(岐阜県)

岐阜県岐阜市と福井県若狭町を結ぶ国道303号であるが、岐阜〜滋賀の県境に位置する八草峠は、2001年に3025mの八草トンネルを含むバイパスが開通するまでは断崖の狭路が続く難所として名高かったという。
 旧道化後数年はなんとか四輪でも通過出来る状態が維持されていたようだが10年近くが経過した今、各所で崩落が発生し通年通行止めの状態が続いているようである。
国道157号能郷〜黒津〜大河原〜温見峠〜大野市街 ///(岐阜県)(福井県)

国道157号は石川県金沢市から、岐阜県岐阜市に至る国道であるが、福井〜岐阜県境の標高1000mを越える温見峠を中心とした70km弱の区間は、未整備な挟路が続く所謂「酷道」として知られている。
 その中でも岐阜県側の冬季閉鎖区間の始まりである本巣市能郷〜黒津間約6kmは「落ちたら死ぬ」というキーワードで知られる通り、ガードレールのない断崖の挟路が続き、特に名高い存在である。
旧釜トンネル(長野県)

日本を代表するといっても過言ではない有名観光地上高地と、国道158号との間に存在する釜トンネル。
 上高地へ行った事のある人ならば、たとえ道路やトンネルに興味のない人でも強いインパクトを残す狭さ、暗さ、長さを兼ね揃えたトンネル界のカリスマ的存在であったが、近年新トンネルが開通しその姿を大きく変えたという。通年のマイカー規制が敷かれ、自家用車での通行が不可能な釜トンネルだが、自転車の通行は規制対象外であり2009年10月、現在の姿と旧トンネルの存在の確認に挑んだ。
国道421号石榑峠(三重県 滋賀県)//

 国道421号は三重県桑名市を起点として、滋賀県東近江市へと至る全長約70kmの国道だが、県境部分の石榑峠(いしぐれ)付近は幅2m制限という挟路の上に急勾配が続き、いわゆる「酷道」として名高い。また峠の手前に置かれた大型車の侵入を強制的に制限する対になったコンクリートの「門」は有名である。
しかし2008年9月の豪雨による土砂崩れによって、三重県側の峠道は各所で寸断されその後も復旧されることなく現在に至っている国道421号石榑峠区間だが、トンネルが竣工して「酷道」から単なる旧道へと変わってしまう前にその姿を確認したい所である
旧佐和山隧道と佐和山遊園(滋賀県)

近畿と北陸を結ぶ国道8号の序盤、琵琶湖にほど近い彦根市内に大正期の煉瓦隧道が眠るという。
  それほどアクセスの難しい場所では無いようなので、2009年11月18日鈴鹿の山の帰りに立ち寄った。併せてすぐ近くにある「佐和山遊園」についてもレポートする。
井川雨畑林道(前編) (後編)(山梨県)(静岡県)

井川雨畑林道は、山梨県南巨摩郡早川町の雨畑と、静岡市葵区の井川湖を結ぶ全長約45kmもの長い林道である。
  県境の山伏峠は標高2000m近く、唯一の南アルプスを横断する道路でもある。かつては山梨県側に長いダート区間が残り、崩落や工事による通行止めも日常茶飯事だったようだが、現在では大分舗装化も進んでいるようだ。
国道158号赤怒谷トンネル旧道(長野県)

 福井県福井市と長野県松本市を結ぶ国道158号には、急峻な山岳地帯を縦断する路線だけに数多くの旧道、廃道区間が存在するが、北アルプスの山々を源とす る梓川の激流が刻んだ深い谷間に位置する、上高地へのアプローチルートの沢渡〜中の湯間には特に高密度で旧道、廃道区間が存在している。
 そんな中でも最も中の湯(上高地)寄りに位置する赤怒谷トンネルの旧道を今回訪れた。
岐阜県道・愛知県道16号多治見犬山線(愛知県 岐阜県)1/

その名の通り、岐阜県多治見市と愛知県犬山市を結ぶ主要地方道 岐阜県道愛知県道多治見犬山線だが、中央高速内津PA北側の岐阜愛知県境付近が未開通区間となっており、4輪車での通り抜けは出来ないようだ。
国道304号五箇山トンネル旧道細尾峠(富山県)

石川県金沢市と、富山県南砺市を結ぶ国道304号線の終点近くに、1984年の五箇山トンネル開通によって旧道化した峠道があり、今でも通行可能なようだ。
 それ程長い道のりではないが、峠には旧トンネルもあるようなの白川郷への道のりへの途中に立ち寄ってみた。
静岡県道288号大嵐佐久間線夏焼側 佐久間側1/ 2/ 3 (静岡県)

静岡県道288号大嵐佐久間線 廃道界ではその名は良く知られた存在であろう。ネット上を探してみると、少数の全区間踏破記録を見つける事ができる が、かなり前の記録では「登山経験必須、命の危険、必ず複数人で一日ががりで」といった感じだったのが比較的最近のものではそんな状況もやや変化している ようだ。
 しかし自分の中では完全に放棄された、禁断の廃道といったイメージが強くここは一つ自分の目で確かめて見たい。
国道42号旧道「矢の川峠」1/ 2/ 3/ 4/ 5 (三重県)

 静岡県の浜松と和歌山県和歌山市を結ぶ長い長い(重複区間も多いが)国道42号線のなかでもかなり南に位置する、三重県尾鷲市と三重県熊野市との間に存 在する峠が矢の川峠(やのことうげ)である矢の川をやのこと読むのは、一見しただけでは想像もつかないが現道の青看のアルファベット表記も後に分かるよう に「Yanoko Pass」となっており正式な読み方なようである。
国道418号笠置ダム〜丸山ダム区間1/ 2/ 3/ 4 (岐阜県)

 岐阜県東部を流れる木曽川にそった国道418号笠置ダム〜丸山ダム区間はどの道路地図にも国道を示す赤の実線でしっかりと書かれているにも関わらず、実際にはその大部分が車の走行がまったく不可能な事実上の廃道状態でありネット上ではきわめて有名である。
 しかしそのレポートの多くは丸山ダム周辺の一般車も通行可能な区間(とはいえ一車線の断崖が続く道だが)を車でヒヤヒヤしながら通ったもので廃道区間を通り抜けたものは限られており、特に最近のものは少ないようだ
吹上隧道 (東京都)

青梅の市街地近くにありながら、明治、昭和の二本の廃トンネルが山中に眠る吹上峠をU氏と共に目指した
杉戸林道 (千葉県)

「杉戸林道」は、千葉県勝浦市の県道177号と国道297号を大多喜町との境界沿いに走る林道である。
 情報によると全線ダートで、その距離は約10kmと房総最長らしい。いきなり初回から「最長」に挑むのはどうかとも思うが、駅から比較的近く、アプローチが楽そうで、途中には興味を引く「崩落したトンネル」もあるという。
鉄道 廃線 旧線跡 鉄道廃隧道レポート
 
   外房線旧線(土気〜大網)(千葉県)
 
 
この区間は元々当時の房州鉄道が明治29年(1896)に開通させたもので、20‰の急こう配と全長354mの土気隧道と前後の掘割区間を擁する蒸気機関車時代の難所であった。
 戦後の昭和29年(1954)、老朽化と勾配緩和の為この土気隧道の土被りを開削し掘割化する工事が行われ(2か所はそのまま短い隧道として残された)列車は深い掘割の底を行く特異な区間となった。
 しかし昭和47年(1972)の外房線複線電化に伴う現土気トンネル(全長880m)の開通により掘割区間は放棄され、現在までに多くの部分が埋め立てられたが、一部はそのまま残っている。
   東海道本線旧線(根府川〜真鶴間)前編 中編 後編( 神奈川県)

東海道本線根府川〜真鶴間。
 東京を出た東海道本線がそれまでの平穏な都市と郊外の風景から一変して断崖と一面の太平洋の景色に変わる印象深いこの区間だが、1972年にルートの変更が行われ3本の隧道を含む旧線区間が山中に眠るという。

   2012年夏只見線の現状と運休区間の復旧状況(前編) (中編)(新潟県 福島県)
 只見線は福島県の会津若松駅と、新潟県の小出駅を結ぶ全長135.2kmの路線である。
 全線に渡って大きな町も無く、過去に廃止になったローカル線と比較してもその利用者の少なさは相当なものである。
 しかしながら、平行する国道252号の県境区間が一年の半分近い期間冬季閉鎖されることから「平行道路未整備」という理由で現在も廃止を逃れている。
そんな只見線だが、2011年7月の豪雨災害により大きな被害を被り、2012年8月現在でも会津川口〜大白川間で運休が続いている。今回その状況の把握を含めて、小出側から沿線を回ってみた。
   近鉄大阪線青山峠旧線(三重県)

近鉄大阪線伊賀上津間〜榊原温泉口間は1975年(昭和50年)に複線の新線に切り替えられ、いくつもの隧道を連ねた峠越えの旧線は放棄されている。
その新線切り替えを急ぐ契機となったのが1971年(昭和46年)に(旧)東青山〜榊原温泉口間の総谷トンネルで発生した特急列車同士の正面衝突事故であり、今回のレポートはその現場でもある。
中央西線旧線 高蔵寺〜多治見間 7号 8号トンネル (前編) (後編)(愛知県)

 
中央西線高蔵寺〜多治見間には昭和41年の複線電化による線路切り替えによって、中央線開通時の煉瓦隧道が放棄され、13か所が現存している。(1か所は旧線の営業中に開削されたという)
 そのほとんどが、今から約110年前の明治33年の中央本線開通時の姿を留めており貴重なものである
田本駅脱出計画(長野県)

  飯田線の平岡〜天竜峡間に位置する「田本駅」。
  両側をトンネルに挟まれた断崖の駅で一般の利用は非常に少ないようだ。しかし小和田駅と同じく駅前まで車道の通じていない駅で「秘境駅」としての人気は高い。
 県道までは急な獣道が続いているというが、自転車同伴で攻略できるものなのであろうか?
北陸本線旧線(今庄〜敦賀)/2(福井県)

 1962(昭和37年)の北陸トンネル開通まで北陸本線は今庄〜敦賀間で、12個所ものトンネルと4個所のスイッチバック、そして美しい日本海の眺めを有する山中峠越えの杉津(すいづ)廻りのルートをとっていた。
 この明治の北陸本線開通以来のルート約25kmはそのまま車道転用され、その大部分が県道と一部国道となっているようである。
2010年春、2011年夏名松線の現状(前編) (後編)(三重県)
 
 2009年10月8日の台風18号の被害によって、沿線の各所で災害が発生し今現在(2011年10月)でも家城〜伊勢奥津間でバス代行が続けられている。
2年が過ぎた今、現地はどのような状況にあるのであろうか。
飯田線旧線 夏焼隧道の横穴 第三難波隧道(解明編)(静岡県)

 前回の探索では、夏焼隧道の掘り直しの実態と、第二難波隧道を調査することができたが、夏焼隧道の横穴と、手前の第三難波隧道の内部については時間的な制約もあり調べることができなかった。
 今回2010年3月の訪問はその二つの解明を目指す
飯田線旧線(夏焼地区)第二、第三難波隧道(静岡県)

 夏焼隧道の先にも当然旧線跡は続いており、数多くの廃隧道もあるはずだが、アプローチルートの県道288号が強烈な廃道の上に、ダムの渇水期しか顔を出さないとあって情報は少ないのが現実だ。

 今回は最も大嵐寄りの区間を探索する。
飯田線旧線 夏焼隧道(静岡県) 

昭和30年の佐久間ダム完成による線路付け替えが行われた飯田線、中部天竜〜大嵐間。その大部分は湖底に沈んでいる。
 そんな中で、大嵐駅手前に位置する水没を逃れた夏焼隧道は道路に転用され、その長さと雰囲気から廃線界隈では非常に有名な存在である。
 過去に複数回訪れたことのあるこの夏焼隧道だが、どうやら中央部分に未確認の「横穴」があり、道路転用にあたって行われたというかさ上げの痕跡もあるようなので、これらの確認ををテーマに2010年2月再訪した。
飯田線旧線 金毘羅隧道(長野県)
 
 2009年夏に探索した飯田線旧線 鶯巣〜平岡。 多くの遺構が残るこの区間の探索は順調だったが、最も平岡寄りに位置する金毘羅隧道だけは予想外の水没により途中で撤退することとなった。
 今回はその全容解明を目指す。
小和田駅脱出計画2009(加筆修正版)(静岡県 長野県)/// 

 
飯田線小和田駅、昭和31年の佐久間ダム完成で孤立化し、車道が通じておらず徒歩以外では駅に到達できないとされる超有名「秘境駅」であ
 それならば小和田駅へ輪行して、自転車を抱えて林道へ上がりそこからは舗装路を快走しようと思う。
そういうわけで、自転車に乗り始めた頃から考えていた、「小和田駅脱出計画」が遂に実行される時がきた。
4年後の2009年8月4日に再び小和田駅を訪れ、周辺の詳細な探索を行ったので、4年間での変化及び初回に見落とした所の補完を加えながらレポートします。
中央線旧線高蔵寺〜多治見の廃隧道群1/2(愛知県 岐阜県)

中央西線高蔵寺〜多治見間には昭和41年の複線電化による線路切り替えによって、中央線開通時の煉瓦隧道が放棄され、13か所が現存している。(1か所は旧線の営業中に開削されたという)
 そのほとんどが、今から約110年前の明治33年の中央本線開通時の姿を留めており貴重なものである
飯田線旧線(中井侍〜平岡1/ 2 /3/4(長野県)

 愛知県の豊橋駅と長野県の辰野駅間約200kmを結ぶ長大なローカル線飯田線。その南側は天竜川沿いの断崖に沿って進む険しく風光明媚な区間を通過 することになるが、そこのはダム建設による線路付け替え等で多くの旧線区間がある。JTBキャンブックス「鉄道廃線跡を歩くT]」には昭和57年に切り替えられたその中間の鶯巣〜平岡間については他と比べてあまり年月を経ていない為か全く 述べられていない。
 しかし少し調べてみると、この区間にも隧道、橋梁を含む多くの遺構が残存している模様である。他の区間と比べれば歴史は浅いとはいえ、約30年の時を経た現地の状る所ではある。
常磐線旧金山隧道1/2/3/4(福島県)

 常磐線北部に位置する旧金山隧道は、その過剰とも思える抗門の装飾と動輪のエンブレムにより全国の鉄道廃隧道の中でも屈指の知名度を誇る。
 しかしその内部のレポートは多いとは言えない。
水根貨物線(小河内線)跡/// (東京都)

東京都の鉄道の西端、青梅線の終点奥多摩駅から、都民の水がめ小河内ダムへと伸びる鉄道がかつてあった。
  総延長6.7kmに橋梁、隧道が共に23箇所存在するという高規格路線だが、これは後の旅客化転用を見込んでのものらしい。
 その後、昭和32年のダム竣工までに100万トンもの資材を輸送したという。
  使命を終えた水根線の所有者は東京都から、西武鉄道、現在の奥多摩工業と変わったが結局旅客化されること無く放置されている。
 
西武安比奈線 (埼玉県)

 西武安比奈線は、西武新宿線南大塚駅から入間川の河川敷までの5km弱の支線である。
  砂利運搬の為に敷かれた貨物線で、列車が走らなくなってから約30年の月日が経つが、運行再開の計画があると言われ、今も休止線扱いの沿線にはレール、架線柱、橋梁などがそのまま残っている。
小和田駅脱出計画(オリジナル版) (静岡県)

飯田線小和田駅、昭和31年の佐久間ダム完成で孤立化し、車道が通じておらず徒歩以外では駅に到達できないとされる超有名「秘境駅」であ
 それならば小和田駅へ輪行して、自転車を抱えて林道へ上がりそこからは舗装路を快走しようと思う。
そういうわけで、自転車に乗り始めた頃から考えていた、「小和田駅脱出計画」が遂に実行される時がきた。




その他レポート
福島県金山町大塩の炭酸井戸 (福島県)福島県大沼郡金山町

 
大塩温泉の近くに天然の炭酸水が湧く井戸があると知り旅行の途中に立ち寄ることにした。
ネット上では無雪期のレポートは多数見つかるものの、冬に行った情報は少なく少々不安ではあるがそれほど国道から離れた場所ではないようなのでおそらく何とかなるであろう。
 鈴鹿セブンマウンテン踏破への道 御池岳 (概略前編)  (概略後編) (三重県)(滋賀県)

昭和39年に近鉄が制定した「鈴鹿セブンマウンテン」 北から藤原岳1144m 竜ヶ岳1099m 釈迦ヶ岳1092m 御在所岳1209m 鎌ヶ岳1161m 入道ヶ岳906m 以上7峰の踏破を目指すのが、今回の企画である。
そんな鈴鹿セブンマウンテンだが、輪行による自転車利用で回ってみようと思う。登山口までのアクセスだけなら自家用車に利便性で到底かなわないが、その先の林道歩きなどではメリットもありそう
だ。